子育て中に働きたいと考える人には、派遣社員がおすすめです。派遣という働き方には、稼ぎやすい、派遣会社のサポートが受けられるといったメリットがあります。
このコラムでは、子育て中の働き方として派遣社員がおすすめな理由と、働く際の注意点を詳しく解説しています。派遣会社の選び方もまとめているので、合わせてチェックしてください。
派遣社員が子育て中の人におすすめなワケ

派遣社員は、以下の理由から子育て中の人にとってメリットの多い働き方といえます。
時給が高く設定されている
派遣社員の時給は、同じ職種のパートやアルバイトよりも高い傾向にあります。これには、即戦力が求められている、賞与や交通費も含まれるといった理由が挙げられます。
子育て中の人にとって、限られた時間で効率よく収入を得られるのは大きなメリットです。たとえば、1日4〜6時間の勤務でフルタイムパートと同程度の収入を得られれば、生活に余裕が生まれるでしょう。
短時間でも高時給を得られる環境なら、家庭との両立がしやすく、無理のない働き方が可能です。
労働条件の交渉を派遣会社に任せられる
勤務時間や休日、残業の有無といった条件は、子育てしながら働くうえでの重要なポイントです。しかし、交渉において遠慮してしまい、希望の条件で働けないという方は少なくありません。
派遣なら、派遣会社の担当者(コーディネーター)が間に入ってくれるため、気軽に希望を伝えられます。たとえば、「保育園の送迎時間に合わせたい」「週3日だけ働きたい」など、細かな要望も代わりに交渉してくれるので安心です。
契約内容のとおりに働ける
派遣社員は、契約によって以下のような労働条件が明確に定められています。
- 勤務時間
- 業務範囲
- 残業の有無 など
そのため、契約外の業務を押しつけられたり、急な残業を頼まれたりするリスクが少ないのが特徴です。子育て中の方にとって、「決められた時間に必ず帰れる」というのは大きな安心材料になります。
もし、契約内容に違反するような働き方を求められた場合も、派遣会社が間に入って調整してくれるため、トラブルになりにくいです。明確に仕事と家庭の境界が守られる点において、派遣という働き方はとても合理的といえます。
スキルを身につけることが可能
派遣社員として働くと、さまざまな職場を経験できるため、次のようなスキルを身につけることが可能です。
- パソコン操作
- ビジネスマナー
- コミュニケーション など
派遣会社によっては、無料で受講できる研修やオンライン講座を提供しているところもあり、ブランクがあっても安心して始められます。また、このような派遣会社のスキルアップ制度を活用すれば、子育てが一段落したあとに正社員や在宅ワークへステップアップする際にも役立ちます。
子育て中に派遣で働く際の注意点

子育て中に派遣で働く際は、契約期間に制限があること、原則として契約期間中には退職できないといった注意点があります。長期的に働くことを考えている人は、3年ルールについても知っておきましょう。
契約更新は保証されていない
派遣社員は、基本的に契約期間が決まっている雇用形態です。多くの場合、3か月や6か月単位で契約を更新していきますが、企業の業績、人員の状況によっては、次の更新が行われないこともあります。
子育て中で生活の安定を重視したい人にとって、この「契約更新が保証されない点」は大きなリスクといえるでしょう。契約満了によって仕事が途切れるのを防ぐためには、派遣会社と定期的に連絡をとり、早めに次の職場探しを始めておくことが大切です。
契約途中の退職は原則できない
派遣契約は、「派遣先企業」「派遣会社」「派遣社員」の三者間で取り交わされるため、契約期間中に自己都合で辞めるのが難しい仕組みになっています。ただし、やむを得ない理由があれば、契約期間中でも退職することは可能です。
どうしても継続が難しい場合は、まず派遣会社に相談し、状況に応じて調整してもらいましょう。理由や辞め方によっては、今後、仕事が紹介されにくくなるケースもあるため、慎重に行動する必要があります。
同じ職場には3年までしかいられない
有期で働く派遣社員は、同じ職場に最長3年までしかいられません。これは、企業が長期的に派遣を使用するのを防ぐためで、3年を超える場合には、部署を替えるか直接雇用するといった対応が求められます。
そのため、長期的に働けたとしても、3年ごとに状況が変わる可能性があるということを理解しておく必要があります。パートやアルバイトに比べて選択の機会が多い点が、子育て中には負担になるかもしれません。
子育てと両立しやすい派遣の仕事

子育て中は、できるだけ両立しやすい仕事を選ぶと、負担になりにくいです。ここでは、子育てと両立しやすい派遣の仕事をご紹介します。
事務
事務職の主な業務は以下のとおりで、比較的定型的な業務が多く、体力的な負担も少ないのが特徴です。
- データ入力
- 書類作成
- 電話・来客対応 など
パソコン操作で一定のスキルがあれば、未経験から始められる案件も数多くあります。勤務時間が安定しているほか、残業が少ない職場を選びやすく、子育てと両立しやすい業種です。
このほか、在宅の求人もあるので、家庭の状況に合わせて職場を選びやすくなっています。
コールセンター
コールセンターの派遣業務は、シフト制・短時間勤務などの柔軟な働き方ができるため、子育て世代に人気があります。主な仕事内容は、以下のとおりです。
- 電話での問い合わせ対応
- 商品の受注
- カスタマーサポート など
マニュアルがあるので未経験でも始めやすいほか、在宅勤務が可能な求人も増えており、子どもが小さい時期でも柔軟に働けます。シフトの融通が利きやすいので、家族の状況に合わせた調整も可能です。
製造業
製造業における派遣業務は、次のように比較的シンプルな業務が中心なので、未経験でも始めやすい職種です。
- 軽作業
- 検品・梱包
- 在庫管理 など
勤務時間が固定されているケースが多く、「日勤のみ」「土日休み」など家庭優先のシフトを設定できる現場もあります。また、座り仕事や立ち仕事など、自分の体力に合わせて選べる点も魅力です。
【子育て中】派遣会社の選び方

派遣会社によって、取り扱う求人やサポート体制は異なります。子育て中の人が派遣で働く場合には、派遣会社の選び方も意識するとよいでしょう。
子育て中でも働きやすい求人が多い
派遣会社を選ぶ際には、まず子育て中でも働きやすい求人を多く取り扱っているかを確認しましょう。たとえば、時短勤務、週3日勤務、在宅勤務可など、柔軟に働ける案件が多いと安心です。
また、子どもの発熱や行事に対応しやすいなど、子育てに理解のある企業を紹介してくれる派遣会社もおすすめです。派遣会社のホームページや口コミを確認するほか、「ママ向け求人」や「時短OK」などの特集ページがあるかどうかもチェックしてみましょう。
優良派遣事業者に認定されている
優良派遣事業者認定制度では、法令遵守や労働環境、キャリア支援などで高い基準を満たしている派遣会社が認定を受けます。そのため、認定を受けている会社は、派遣スタッフの労働環境や相談体制がしっかり整っている可能性が高いです。
派遣として働く際は、安心して働けるサポート体制やトラブル時の対応力が重要になります。優良派遣事業者認定は、派遣会社を選ぶ基準の一つとして有効です。
福利厚生に育児サポートが含まれている
派遣会社によっては、福利厚生の内容に次のような育児支援制度が含まれていることがあります。
- ベビーシッター割引
- 提携保育所の利用補助
- 子どもの看護休暇制度 など
また、在宅ワーク講座やキャリアカウンセリングなど、さまざまな働き方をサポートする制度を提供する会社も増えています。子育て中は何かと出費があるので、こうした支援を活用することで経済的・精神的な負担の軽減が可能です。
子育て中の人には派遣社員がおすすめ
派遣社員は、パートやアルバイトに比べて時給が高いので、効率的に収入を得ることが可能です。また、派遣会社が間に入るため、柔軟に条件の交渉が行えるのも子育て中の人が働きやすい理由の一つになります。
また、事務やコールセンター、製造業など、シフトの自由が利きやすい業種を選ぶと、より働きやすくなるでしょう。取り扱う求人やサポート体制を比較し、子育て中でも働きやすい派遣会社を選ぶことが大切です。
