さまざまな職場で働きたい、つなぎの仕事を探しているという方には、短期派遣がおすすめです。
このコラムでは、短期派遣を検討している方に向けて、その特徴とメリットデメリットを解説しています。短期派遣で働く流れもまとめているので、あわせてチェックしてください。
短期派遣とは?

まずは短期派遣の特徴と、長期派遣・日雇い派遣との違いを確認しておきましょう。
仕事内容
短期派遣とは、主に1〜3か月ほどの期間だけ、派遣先企業で働く雇用形態を指します。期間が短いため、次のように一時的な人手不足を補う目的で利用されるケースが多いです。
- 繁忙期の業務サポート
- 急な欠員の補充
- イベントの運営補助 など
仕事内容は、軽作業や事務、イベントスタッフ、コールセンターなど多岐にわたり、専門スキルよりも即戦力性が重視される傾向にあります。シンプルな業務内容が多く、期間満了後には延長されずに終了するのが特徴です。
長期派遣との違い
長期派遣は、3か月以上〜年単位で契約を更新しながら働くスタイルです。前述のとおり、短期派遣はあらかじめ終了日が決まっていますが、長期派遣では複数回の契約更新を経験することもあります。
また、長期派遣は有給休暇や社会保険加入の対象になるケースが多いものの、短期派遣では条件に当てはまらず対象外になる場合も少なくありません。社会保険に加入したい場合や福利厚生を利用したい場合などは、対象になるかどうかを事前に確認しておきましょう。
日雇い派遣との違い
日雇い派遣は、1日単位で雇用契約を結ぶ働き方で、イベント設営や倉庫内作業など、その日限りの仕事が中心です。また、日雇い派遣は労働者保護の観点から原則禁止されており、例外的に以下の条件を満たす人のみが対象になります。
- 60歳以上
- 学生
- 世帯の主たる生計者ではない
- 年収500万円以上の人の副業 など
短期派遣はこの制限を受けず、一定の期間連続して働くため、日雇いよりも安定した収入を得やすい働き方です。
短期派遣のメリット

短期派遣には、次のようなメリットがあります。
自由なシフトで働ける
短期派遣は、比較的シフトの自由度が高い点が魅力です。契約期間が短く、案件ごとに勤務日数や時間を選べるため、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
たとえば、週3日だけ、平日の午前中だけといった希望が通りやすいのが特徴です。子育てや学業、ほかの仕事との両立がしやすいので、フルタイム勤務が難しい人にも向いています。
また、契約が終了すれば自由な期間が取れるため、旅行や資格取得など、自分の時間を確保しやすい点もメリットです。
未経験OKの仕事が多い
短期派遣の求人には、特別な資格や経験を必要としない案件が多く見られます。企業側は即戦力としてすぐに業務を任せたいので、シンプルな業務を割り振ることが多く、初心者でも対応しやすいのが利点です。
次のような業務が代表的で、多くの場合、事前研修やマニュアルがあるため、初めてでも安心して働けます。
- 倉庫での軽作業
- データ入力
- イベントの来場者対応 など
さまざまな業種で働ける
短期派遣は、事務、販売、製造、サービス業など幅広い業界で募集されています。
企業は繁忙期やイベントの開催など、必要に応じて適宜人材を募集するため、求人内容が多彩です。たとえば、年末の物流業務、夏のイベント運営など、時期ごとに異なる職種を経験することが可能です。
また、社会経験やビジネスマナーを身につけるために、就職活動のステップとして利用する人も多くいます。さまざまな業界の仕事を体験できるので、自分に合った仕事のスタイルを見極めやすくなるでしょう。
人間関係の悩みが少ない
契約期間が限られている短期派遣は、職場での人間関係に悩まされにくい点がメリットです。長期派遣のように社内の人間関係に深く関わる必要がなく、仕事の目的も明確なので、業務に集中しやすいです。
もし職場の雰囲気が合わなくても、契約期間が終われば離れられるのでストレスになりにくいでしょう。また、仕事を通じて多様な人と出会えるので、「気軽に社会とつながりたい」という人にも適しています。
短期派遣のデメリット

短期派遣には、スキルが定着しにくい、収入が不安定になりがちといったデメリットも少なくありません。メリットだけでなく、難点も把握したうえで働き方を検討しましょう。
スキルが定着しにくい
1〜3か月程度の限られた期間で契約が終了するため、同じ職場で長く経験を積むことができず、スキルが定着しにくい点がデメリットです。即戦力として単純作業や補助業務に携わることが多く、専門性を深めたり新しい技術を習得したりする機会も限られます。
また、新しい職場に入るたびに業務内容やルールが変わるため、理解する前に職場が変わるのも難点です。その結果、キャリアとして評価されにくい経験しか積めないことも少なくありません。
収入が不安定になりがち
短期派遣は、契約期間が終了すれば自動的に雇用関係も終わるため、継続的な収入を得にくい点が大きなリスクです。次の仕事がすぐに見つからなければ、その間は無収入となってしまいます。
とくに繁忙期や季節限定の仕事が多い業種では、オフシーズンに求人が減ることもあります。短期派遣で働きながら生活を安定させるには、複数の派遣会社に登録しておく、または定期的に求人情報をチェックし、次の仕事を早めに確保する工夫が必要です。
キャリアアップにつなげるのが難しい
短期派遣で与えられる業務は限定的であることが多く、キャリアアップの機会はほぼありません。契約期間が短いため、教育や研修に時間をかけることがなく、スキルアップも難しいのが実情です。
正社員や長期派遣に比べ、より高いポジションを目指したり、専門職としてのキャリアを積み上げたりするのは難しいでしょう。自己成長を重視する場合は、短期派遣で得た経験を活かせる仕事を選ぶなど、意識的にスキルを磨く工夫が求められます。
短期派遣で働く流れ

最後に、短期派遣で働く流れを解説します。派遣会社を活用し、自分らしい働き方を実現しましょう。
派遣会社への登録
短期派遣で働くためには、まず派遣会社への登録を行います。オンライン・電話・対面で登録ができるので、希望する方法で職歴や条件を登録します。
登録時には次のようなものが必要になるので、派遣会社の指示に従って持参してください。
- 身分証明書
- 給与振り込み用の口座情報
- 印鑑 など
担当者との面談では、ミスマッチを防ぐため、希望する勤務時間や職種、働き方などを正直に伝えましょう。派遣会社によっては、就業前にビジネスマナーやPCスキルの基礎研修を行う場合もあるので、未経験者でも安心してスタートできます。
社内選考・職場見学
求人に応募すると、はじめに派遣会社による社内選考が行われます。スキルや希望条件が求人内容と合致しているかを確認し、適性があると判断されれば派遣先企業に紹介される流れです。
推薦が通ると、職場見学や派遣先との顔合わせが行われることがあります。見学では、実際の作業内容や勤務環境などを確認できるため、自分に合う職場かどうかを判断しやすいです。
就業スタート
契約が成立すると、いよいよ就業がスタートします。多くの場合、初日は派遣会社の担当者の同行があり、事前に挨拶や手続きのサポートを受けられます。
短期派遣では、初日から実務に入ることが多いため、事前に業務マニュアルや注意事項を確認しておくと安心です。勤務期間中は、派遣会社を通じて出勤報告やシフト変更などを行い、困ったことがあれば担当者に相談してください。
契約期間が終了すれば勤務も終わるので、次の派遣先を希望する場合は、早めに派遣会社に相談しておきましょう。
短期派遣で働いてみよう
短期派遣は、1~3か月程度の短い契約期間で働く派遣のスタイルを指します。長期派遣と異なり、満了にともなって契約更新されないのが特徴です。
シフトの自由度が高い、未経験OKの求人が多いといったメリットがあるので、家庭の都合で長時間働けない人や、短期間で集中して
