求人で見た組み立てバイトに応募したいけれど、「きついのかな?」「どんな仕事なの?」と、お悩みではありませんか。ひとくちに「組み立て」といっても、その作業内容は業種や工場によってさまざまで、働いてみたら「思っていた仕事と違う」と感じることも少なくありません。

この記事では、組み立てバイトが「きつい」と感じる理由と対処法についてまとめています。組み立て作業の概要とメリットも解説しているので、ぜひアルバイト探しの参考にご覧ください。

組み立て作業の仕事内容は?

図面やマニュアルに従って一つの製品を作り上げる工程を「組み立て(組み付)作業」といいます。自動車や機械などの大きな製品から、電子機器のように小さな製品まで、さまざまなモノの製造に欠かせない工程です。

下記のように、あらゆる製品の製造過程で組み立て作業が行われています。

  • 自動車部品
  • 家電製品
  • 産業機器
  • おもちゃ
  • 日用雑貨
  • 木工製品
  • 医療製品

製品を大量生産する工場ではライン作業が多く、ベルトコンベアで運ばれる部品を作業員が組み立てます。自分に割り当てられた作業のみを行うのが一般的で、製造する製品によっては専門の道具を使用して組み立てる場合もあります。

流れ作業の「ライン生産方式」だけでなく、1人または少人数のチームで製品の組み立てを行う「セル生産方式」というやり方もあります。セル生産方式は未経験でもできるライン作業とは異なり、経験とスキルが豊富な熟練工が必要になります。

組み立てバイトで「きつい」と感じる5つの理由

組み立てバイトはライン作業が多く、あまり専門的な技術や知識を必要としないため比較的働きやすいイメージですが、人によっては「きつい」と感じるケースもあります。

組み立てバイトできついと感じる理由を5つ解説します。

  • 変化がない
  • 自分のペースで作業できない
  • 立ちっぱなしで作業する
  • 作業環境が整備されていない
  • 従業員同士の会話が少ない

変化がない

一般的な組み立てバイトではライン作業を行うことが多く、割り当てられた部品の組み立てを行うため、同じ作業の繰り返しになります。そのため、慣れてくると時間の経過が遅く感じたり、作業自体に飽きたりして、人によっては「つまらない」と感じることもあるでしょう。

単純作業を繰り返す作業が苦手な人にとっては、変化のなさが「きつい」と感じる要因になります。雇用期間の決まっているアルバイトでは、新しい仕事を任せられることも少ないため、やりがいを感じられないこともあります。

自分のペースで作業できない

ライン作業では一定の間隔で部品が流れてくるため、自分のペースで作業することができません。時間内に組み立てられない場合でも、次の部品が来てしまうので焦ってミスにつながることもあるでしょう。

ミスやトラブルでラインを止めてしまうと注意を受けることがあり、プレッシャーを感じてしまうかもしれません。トイレ休憩の時間も決められているケースがあり、自由に働きたい人にはストレスになる可能性があります。

立ちっぱなしで作業する

精密機器の組み立てや、梱包、検品といった軽作業では、椅子に座って作業することもありますが、ライン作業は立ちっぱなしで行うことがほとんどです。歩きながら作業する場合もありますが、ベルトコンベアの前に立って作業を行うため体力的に「きつい」と感じる人もいるでしょう。

足腰に持病がある人や、足がむくみやすい人は休憩時間や帰宅後に、ストレッチをすると楽になるのでおすすめです。腰痛ベルトや加圧ソックス、靴の中敷きといったアイテムを活用するのもよいでしょう。

作業環境が整備されていない

組み立てバイトでは、以下のような工場の環境によって「きつい」と感じることもあります。

  • 機械の音がうるさい
  • 薬品のにおいが強い
  • 空調が効いていない
  • 品質維持のために工場内が寒い
  • シフト制で生活リズムが定まらない

工場によってはたくさんの機械が稼働しているため、音がうるさいと感じることもあります。製品に使われる薬品や塗料のにおいが強い場合は、体質や体調によっては気分が悪くなる人もいるでしょう。

24時間稼働している工場では夜勤があるため、シフト制で生活リズムが乱れ体調管理がしにくいことも組み立て作業がつらくなる要因です。

従業員同士の会話が少ない

ライン作業では、多くの場合で従業員同士が会話をしながら作業することはありません。時間内に振り分けられた組み立てを終わらせなければならないため、おしゃべりをしていては間に合わない可能性があるからです。

進捗や安全確認のためにコミュニケーションをとることはありますが、私語に関しては集中力を乱し、ミスやケガの原因になる場合もあるため、禁止されている工場もあります。「黙っているのが苦手」「必要最低限のコミュニケーションでは寂しい」という人は組み立て作業には不向きかもしれません。

組み立て作業のメリット

組み立て作業は「きつい」と感じる場面もありますが、以下のようにメリットもあります。

  • 黙々と作業できる
  • 未経験でも働ける
  • コミュニケーションを重要視しない
  • すぐに慣れる
  • 求人が多い

一人で黙々と作業したい人にとって、組み立て作業ができる工場は最高のバイト先です。

人付き合いが苦手な人にとっては、必要以上のコミュニケーション能力を求められないことも大きなメリットといえるでしょう。

ライン作業は、特別な技術や専門知識がなくてもできる工程を任されることが多く、同じ作業を繰り返すため、すぐに慣れることができます。単純作業が多く未経験でも始めやすいのが特徴で、「未経験歓迎」「経験不問」といった求人が多いことも利点です。

「ものづくりが好き」「製品の仕組みに興味がある」という人は、組み立て工程を楽しみながら働けるでしょう。

組み立てバイトがきついと感じたときの対処法

何が原因で仕事がつらくなるかは人それぞれです。我慢せず、状況を変える工夫をしてみましょう。組み立てバイトがきつくなったときには、以下のような対処法を試してみてください。

  • シフトを変えてもらう
  • 仕事のやり方を工夫する
  • 体調管理を見直す
  • 転職を考える

シフトを替えてもらう

「夜勤で体がつらい」「人間関係がうまくいかない」などの理由で仕事がきついと感じるようになったら、シフトを替えてもらうのも一つの手です。よほどの夜型人間でない限り、夜勤に慣れるには時間がかかるうえ、体調管理が難しくなることで不調が出やすくなります。

また、毎日顔を合わせる人とトラブルがある場合はストレスが溜まる原因になり、精神的によくありません。上記のような問題は、シフト制の職場であれば勤務時間を替えてもらうことで解決できるケースがあります。

仕事のやり方を工夫する

「作業が単調でつまらない」「うまく作業がこなせない」というときは、仕事のやり方を工夫してみましょう。例えば、下記のように自分が働きやすくなる方法を考えるとよいでしょう。

  • 効率の良い道具の配置を考える
  • 好きな曲を脳内で再生する
  • ゲームのレベルを上げる感覚で作業にあたる 

利き手や手順に応じて道具の配置を変えると、グッと作業がしやすくなる場合があります。好きな音楽のリズムに合わせて作業すれば、単調な作業でも飽きずに進められるでしょう。

ゲームのレベルを上げる感覚で、自身の作業効率や正確性を高めていくと実際にスキルも上がり、作業を楽しいと感じるようになるかもしれません。

体調管理を見直す

明確な理由が思い当たらず、ただ漠然と「きつい」と感じる場合は、体調不良が原因になっている可能性があります。睡眠や食事がきちんととれているか、肩こりや眼精疲労を放置していないかなど、自身の状況を確認し、体調管理を見直しましょう。

疲れているときには、しっかり休むことも大切です。

転職を考える

組み立てバイトが「きつい」と感じるのは、今の職場環境や作業内容があなたに合っていないからかもしれません。ひとくちに「組み立て作業」といっても、力仕事から軽作業まで、その種類は多岐にわたります。

自分の性格や体力に合っていない仕事では、きついと感じるのも当然です。アルバイトではどうしても簡単な作業に偏るため、やりがいを感じられないこともあります。

組み立て作業のスキルアップや専門性を求めるなら、正社員として工場に勤務するのも一案です。

自分に合った組み立てバイトを探そう

組み立てバイトはライン作業の単調な仕事が多く、立ったまま作業するため、人によっては「きつい」と感じることがあります。

一方で、単純作業ゆえに未経験でも働きやすい、一人で黙々と作業に集中できるといったメリットもあります。組み立てバイトがきついと感じるようになったら、仕事の仕方や体調管理を見直すなど、状況を変える工夫をしてみましょう。

「今の職場が自分に合っていないだけ」という可能性もあるため、別の工場への転職を検討するのもよいでしょう。