梱包作業の求人を見ていて、「きついって聞くけど本当なの?」「自分にも続けられる仕事なのかな?」と不安になっていませんか。
確かに梱包作業は「立ちっぱなしで足が痛くなる」「同じ作業の繰り返しで飽きる」といった声があるのも事実です。でも実は、慣れれば効率的に稼げる仕事でもあり、未経験から始めやすい点も魅力です。
この記事では、梱包作業が「きつい」と言われる理由を正直に解説するとともに、向いている人の特徴やメリット・デメリット、年収まで詳しくまとめています。自分に合うかどうか判断するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目 次
梱包作業の仕事内容とは?

梱包作業は、大きく内装梱包と外装梱包の2つに分けられ、エアパッキンやペーパーなどの緩衝材で包んだ商品(内装)を、木箱や段ボールなどに梱包(外装)します。商品によって使用する段ボールが決められていることもあれば、作業員が適切なものを選ぶケースもあります。
搬送中に商品が傷付かないよう適切なサイズと素材を選んで梱包する必要があり、迅速ながらも丁寧な作業が求められるでしょう。
また、工場の規模や業種によっては梱包作業の中に以下の作業が含まれる場合もあるので、働きだしてから戸惑わないよう、応募する際には業務内容をしっかり確認しておきましょう。
- 検品
- 包装
- 仕分け
- シール、ラベル貼り
- ピッキング など
普段の業務では行わない作業も、人手不足や繁忙期の際には兼任することもあります。
梱包作業がきついと言われる理由
梱包作業は「軽作業」に分類されますが、実際に働いた人からは「思ったよりきつかった」という声も聞かれます。ここでは、梱包作業が「きつい」と言われる主な理由をお伝えします。
立ちっぱなしによる身体的な負担
梱包作業は基本的に立ち仕事で、休憩時間以外はほとんど座ることができません。慣れるまでは足がむくんだり、膝や腰に痛みを感じることもあるでしょう。特に1日6〜8時間の勤務となると、帰宅後はぐったり疲れてしまう人も少なくありません。
作業の単調さ
梱包作業は基本的に同じ動作の繰り返しなので、「飽きる」「時間が経つのが遅く感じる」といった声もあります。単純作業が苦手な人にとっては、精神的に疲れてしまうこともあるでしょう。
職場環境
広い倉庫や工場では空調が効きにくく、夏は暑く冬は寒い環境で作業することも珍しくありません。食品を扱う現場では冷蔵・冷凍庫内での作業もあり、防寒対策が必要になるケースもあります。
そして繁忙期には、作業のスピードやノルマが求められることもあります。慣れないうちはプレッシャーを感じて、「ついていけない」と不安になることもあるかもしれません。
ただし、これらの「きつさ」は職場環境や扱う商品、個人の適性によって大きく変わります。次のセクションでは、梱包作業に向いている人の特徴を見ていきましょう。
向いている人の特徴

梱包作業の「きつさ」をお伝えしてきましたが、実は人によっては「きつくない」「むしろ楽」と感じるケースも多くあります。ここでは、梱包作業に向いている人の特徴を見ていきましょう。
- 丁寧な仕事ができる
- 同じ作業の繰り返しでも飽きない
- 物事を効率的にこなせる
丁寧な仕事ができる
梱包は、消費者や取引先に届く商品が壊れたり傷付いたりしないように、丁寧に作業することが大切です。たとえば内装の緩衝材が適当でない場合は、段ボールの中で商品が動いてしまい、破損や故障につながりかねません。
届いた商品に不備があれば、返品や補償対応をしなければならず、会社に不利益を与えてしまう可能性もあります。そのため、梱包の重要さを理解し丁寧に作業できる人は、梱包の仕事に向いているといえるでしょう。
同じ作業の繰り返しでも飽きない
取り扱う商品や工場によって異なりますが、基本的に梱包作業は、同じことの繰り返しです。すべての商品を同じクオリティで梱包しなければならないため、「飽きやすい」「単調な作業が嫌い」という人には向いていません。
イレギュラーなことに対応することはほとんどないので、黙々と集中して取り組める人に向いている仕事でしょう。ピッキング業務が含まれていなければ、あまり動き回ることもないので、決められた場所でルーティンワークをこなしたい人には最適です。
物事を効率的にこなせる
手先が器用で作業が速く、業務を効率的にこなしていける人も梱包作業に向いています。特に繁忙期は作業数が増えるため、仕事が速い人は重宝されるでしょう。
また、効率良く作業できる手順を考え実行し、適宜改善していくといったPDCAサイクルを回せる人にも梱包作業のようなルーティンワークがおすすめです。自分の考えだけでなく、上手な人の仕事を見たり周りの人にコツを聞いたりすると、さらに効果的に作業できるようになるでしょう。

梱包作業員の雇用形態と年収

梱包作業の雇用形態は、正社員、パート、アルバイトとさまざまですが、繁忙期のみといった期間限定の募集がかかることも多くあります。
正社員の年収は200万円台~400万円台と幅広く、地域や業務内容によって大きく異なります。たとえば、梱包作業のみではなく検品やピッキングなどの業務もおこなう、資格や役職手当がついている、といった場合には年収が高くなる傾向があります。
アルバイト・パートタイマーの時給は1,000円前後が多く、繫忙期には上乗せされた時給で募集がかかることが一般的です。派遣社員はパート・アルバイトより時給が高く設定されているので、正社員以外の雇用形態で働く場合には、派遣スタッフとして働くのもよいでしょう。
梱包作業に必要な資格
梱包作業は、基本的に特別な技術を必要とする仕事ではないので、資格を持っていなくても問題ありません。ただし、業務内容によっては有効活用できる資格もあるため、スキルアップを考えている人は資格を取得するのもよいでしょう。
工場や倉庫で製品の運搬に役立つ「フォークリフト運転技能講習」や、工業製品の梱包技術を習得できる「工業包装技能士」といった国家資格があります。必要に応じて取得するとよいでしょう。
梱包作業のデメリット・きつい点

梱包作業の仕事内容はわかったものの、どんなメリットがあるのか気になっているのではないでしょうか。梱包作業のメリットを、3つ紹介します。
- 力仕事が少ない
- 未経験でも働ける
- 1人でも作業できる
力仕事が少ない
梱包作業は、多くの場合で「軽作業」に分類され、基本的には力仕事を必要としません。そのため、力の弱い女性や年配の方でも働きやすい仕事といえるでしょう。職場によっては重量のある製品を扱うこともありますが、そのような製品を人力で梱包することはほとんどありません。
ただし、どんな職場でも力仕事が絶対にないとは言い切れないので、働き始める前に業務内容についてよく確認しておくことが大切です。
未経験でも働ける
梱包作業の求人情報には、「未経験者歓迎」「学歴不問」「ブランクOK」などといった文言が並んでいるケースが多く、経験を問われない職種であることがわかります。梱包作業には、多くの場合でマニュアルが完備されており、基本的な作業は指示に従って行えば問題なく進められるでしょう。
そのため、梱包作業の経験がなくても働き始めやすく、職歴や学歴に不安を感じている人でも応募しやすいといったメリットがあります。
1人で作業できる
梱包作業は基本的に1人で作業するため、あまり周りの人とコミュニケーションを取る必要がありません。作業は自分のスペースで行いますが、近くには上司や先輩がいるので、わからないことやトラブルがあればサポートしてもらえて安心です。
ただし、グループで作業する職場では、グループ内の人と連携しなくてはならないためコミュニケーションが必要になります。人付き合いが苦手な人は応募の際に業務内容をよく確認し、1人で作業できる職場かどうか調べておきましょう。
梱包作業のデメリット

梱包作業の仕事にはデメリットも存在します。働きはじめてから「思っていたのと違う」という事態にならないよう、難点も知っておきましょう。
主な梱包作業のデメリットは、以下の通りです。
- 不器用だとつらい可能性がある
- 立ちっぱなしになることが多い
- 職場環境がきつい可能性がある
不器用だとつらい可能性がある
梱包作業は、輸送中の商品が傷付かないよう保護することが大切な目的ですが、外装の見た目も重要になります。そのため、「ガムテープが真っ直ぐ貼れない」「段ボールを綺麗に組めない」といった不器用な人は作業するのが大変かもしれません。
上達するためには、周りの人にコツを聞いたり、動画を見て練習したりするのが効果的です。
立ちっぱなしになることが多い
立ちっぱなしになることが多いのも、梱包作業のデメリットです。ピッキングが業務に含まれている場合は歩くこともありますが、基本的には作業場から動かず梱包していくケースがほとんどです。
そのため、足がむくんだり膝が痛くなったりといった身体のトラブルが起こることもあります。休憩中や帰宅後にマッサージする、寝るときに足を上げるといった工夫をしてみましょう。
職場環境がきつい可能性がある
広い工場や倉庫では、空調が効かなかったり、商品に合わせた温度管理で人間にとってはきつい室温になったりすることもあります。寒い時期にはインナーやカイロで対応する、夏には水分や塩分を補給するなどの工夫が必要な職場もあるでしょう。
一方で、空調完備の快適な職場環境もあるため、作業環境が気になる人は働く前に確認しておきましょう。
きつさを乗り越えるための対処法
梱包作業の「きつさ」をお伝えしましたが、実はちょっとした工夫で負担を軽減できます。ここでは、実際に働く人たちが実践している対処法をご紹介します。
立ち仕事の疲労対策
クッション性の高いインソールや疲労軽減効果のある靴を使うのが効果的です。休憩時間には足を高く上げたり、ふくらはぎをマッサージしたりすることで、むくみを和らげられます。帰宅後は湯船にしっかり浸かって血行を促進するのもおすすめです。
作業の単調さ対策
「いかに効率よく作業できるか」を自分なりに工夫してみると、ゲーム感覚で楽しめるようになります。先輩の動きを観察してコツを学んだり、自分の作業スピードを記録して前日と比較したりするのも良いでしょう。慣れてくれば作業も早くなり、達成感も得られます。
職場環境の暑さ・寒さ対策
インナーで調節するのが基本です。冬は発熱インナーやカイロを活用し、夏は冷却シートや小まめな水分補給を心がけましょう。応募の際に「空調は完備されていますか?」と確認しておくのも大切です。
また、最初の1〜2週間が一番きつく感じる時期です。この期間を乗り越えれば体も慣れてきて、作業もスムーズになります。「最初はみんなきついもの」と割り切って、焦らず自分のペースで続けていくことが大切です。
梱包作業に応募してみよう
梱包作業は確かに立ち仕事や単調作業といった「きつい」と感じる面もありますが、未経験から始めやすく、人とのコミュニケーションが少ない環境で黙々と働ける点が魅力です。慣れれば作業効率も上がり、安定して稼げる仕事でもあります。
特に同じ作業を丁寧にコツコツと続けられる人や、効率化を考えながら働くのが好きな人には、むしろ「きつくない」と感じられるかもしれません。職場環境や扱う商品によっても働きやすさは大きく変わるので、応募の際には作業内容や空調の有無をしっかり確認しておきましょう。
興味がある人は、まずは短期や単発の求人から始めてみるのもおすすめです。自分に合うかどうか実際に体験してみることで、より納得して働けるはずです。
