目 次
派遣社員と正社員の違い
皆さんは派遣社員と正社員の違いをご存知でしょうか。
- 正社員の方が雇用が安定している
- 派遣社員の方が自由に働ける
このようなイメージを抱いている人が多いですが、実際は他にも多くの違いがあります。
これからどのような働き方を選択するか迷っている方は、派遣社員と正社員の違いをきちんと把握した上で、より自分に向いている方を選択しましょう。
今回のコラムでは派遣社員のメリットやデメリット、またそれ以外にも派遣社員を検討する上で知っておくべきことをわかりやすくお伝えしていきます。興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
派遣社員のメリット
- ワークライフバランスが取りやすい
- 短期間の契約も可能
- 職場の自由度が高い
- 夜勤や土日祝シフトも可能
- 基本給が高い
- 様々な職場を経験できる
- 未経験でも始めやすい
- 派遣会社のサポートが充実している
- 派遣社員の待遇が良くなってきている
- 入社特典をもらえる場合がある
派遣社員には大まかにこのようなメリットがあります。たくさんの項目があるので、一つひとつ解説していきます。
ワークライフバランスが取りやすい
「派遣社員は正社員より自由に働ける」というイメージの通り、ワークライフバランスが取りやすい点が派遣社員の大きなメリットです。
- 仕事以外にやりたいことがある
- 家族や友人との時間を大切にしたい
このような考えを持っている方にとって、融通を利かせやすい労働環境は非常に魅力的でしょう。
短期間の契約も可能
短期間の雇用契約を交わしやすい点も派遣社員のメリットです。そのため、ゆくゆくは正社員として転職することを望んでいる方であっても、一時的な繋ぎとして派遣社員になることを選択されるケースも多いです。
また、自分にどのような仕事の適性があるか確認したいという方も多いでしょう。短期間で働ける派遣社員だからこそ、リスクを抑えつつ自分に合う仕事を探すことができます。
職場の自由度が高い
- 髪型・髪色
- 服装
- メイク・ネイル
- アクセサリー
勤務先を選ぶ上で、このよう髪型や服装などに関する規程を重視する方もいますよね。給与の高さより、身なりの自由度を重視する方も珍しくありませんが、派遣ではこのような細かい規定に縛られずに働ける案件も多いです。
あまりに奇抜な場合は制限の対象になってしまう恐れがありますが、採用率を高めるために髪型や服装の自由さをアピールする企業も多く、おしゃれを我慢することなく働きたいという方にとっては嬉しい環境になっています。
夜勤や土日祝シフトも可能
平日の昼間は他のことに時間を費やし、夜間や土日祝に働くことを好む方も多いでしょう。通常の正社員だと、そのような希望を聞いてもらえることは珍しいですが、派遣では夜間や土日祝に働ける人材を募っている案件もたくさんあります。
また、給与相場も高くなるため、同じ労働時間でもよりたくさん稼ぐことが可能です。
基本給が高い
基本的に派遣社員は特別賞与や交通費が支給されません。一見マイナスのことのように思えますが、実はその分基本給が高く設定されています。
実際の求人情報を見てみてもわかりますが、業種に関わらず、派遣社員の時給はアルバイトやパートより時給相場が高く設定されています。総額で換算すれば、正社員と比較しても遜色ない待遇であることも珍しくありません。
全国の主要都市の平均時給相場はおおよそ以下のようになっています。
地域 | 派遣社員 | アルバイト・パ―ト |
---|---|---|
関東エリア | 約1,700円 | 約1,200円 |
関西エリア | 約1,450円 | 約1,150円 |
東海エリア | 約1,400円 | 約1,100円 |
業種によっても異なりますが、やはりアルバイトやパートより時給は高い傾向にあり、派遣社員でも高収入を得ることが可能であることがわかります。
様々な職場を経験できる
例外はありますが、基本的に派遣社員が同じ職場に長期間勤めることはできません。労働者派遣法の規定により、長くても3年以内に別の派遣先に移ることになります。
そのため、派遣社員は短期間から中期間にかけて、様々な職場を体験することになります。スキルや知識が蓄積されるだけでなく、新たな人間関係が構築され、友人が増えることも多いです。
未経験でも始めやすい
転職先を検討する際、「自分のスキルでやっていけるのか」「入ってから後悔することにならないか」という不安を抱えている方も多いでしょう。実際、その職場の雰囲気や業務内容が自分と合っているかは入社してみないとわかりませんよね。
一方、派遣社員は未経験でもスムーズに始められる案件が多く、「興味はあるけれどやっていけるかわからない」という業種にも挑戦しやすいという特徴があります。派遣会社の担当に相談することで、自分の希望に近い社風の派遣先を紹介してもらうことも可能です。
派遣会社のサポートが充実している
派遣社員になる上で必ず知っておかなければいけないことの1つが、派遣社員の雇用主はあくまで派遣会社ということです。派遣先の企業が雇用主ではないので、勘違いしないように注意しましょう。
そして雇用主が派遣会社であることで、派遣社員は様々なサポートを受けることが可能です。自分の希望に沿った仕事探しはもちろん、派遣先企業との間で何らかのトラブルが発生した際の仲介役になってくれたり、キャリアサポートを担ってくれます。
派遣社員の待遇が良くなってきている
以前と比較して、派遣社員の待遇は全国的に少しずつ改善されつつあります。
- 給与
- 労働時間
- 福利厚生
など、労働者派遣法の改正に伴い、あらゆる点で派遣社員がより健全に労働できる環境が整ってきています。
入社特典をもらえる場合がある
求人情報をチェックしていると、入社祝い金の記載がある案件を見かけることがあります。
入社祝い金とは、文字通りその会社に入社することで支給される特別手当のこと。およそ数万円の入社祝い金をもらえることになるため、求職者にとっては嬉しい臨時収入です。
該当する案件は限られますが、派遣先を探す際にはチェックしてみると良いでしょう。
派遣社員のデメリット
一方、派遣社員には少なからずデメリットもあります。
- 雇用が安定しない
- ボーナスがもらえない
- 長期間同じ職場に勤められない
- 裁量を与えられにくい
- 会社によって労働環境が異なる
最適な選択をするためにも、良いことばかりではないことを理解した上で検討することを心がけましょう。
雇用が安定しない
派遣社員の待遇が年々良くなってきているのは間違いありません。しかし、正社員やアルバイトといった直接雇用の労働形態と比較すると、派遣社員の雇用は不安定です。
例として挙げられるのがいわゆる「派遣切り」です。仮に派遣先企業の業績が悪化し、人件費を削減せざるを得ない状況に陥った場合、優先的に契約を解除されるのは派遣社員であり、
- 契約期間中にも関わらず途中で打ち止めになった
- 十分貢献しているにも関わらず契約が更新されなかった
といった事態に陥るリスクがあります。一時は件数が減少していましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、近年は再び増加しつつあります。
ただ、派遣会社の支援体制も年々整ってきており、予期せぬ事態に陥った場合でも迅速にサポートしてくれます。派遣切りに遭っても担当に相談することで、すぐに他の派遣先を紹介してもらえるでしょう。
ボーナスがもらえない
派遣社員は基本的に特別賞与が支給されません。前述したように、その分基本給が高めに設定されているとはいえ、正社員のようにボーナスをモチベーションに働くというのは困難でしょう。
ただ、派遣社員でもボーナスが支給されるケースが稀に存在します。こちらのコラムで詳しく解説しているので、良ければ合わせてご覧ください。
長期間同じ職場に勤められない
派遣における「3年ルール」をご存知でしょうか。派遣の経験がない方にとってはあまり聞き馴染みのないワードかもしれませんが、派遣社員になる上では必ず知っておくべきルールの1つです。
3年ルールでは「同じ派遣先企業の同じ部署に3年以上勤務してはいけない」と規定されています。そのため、居心地の良い派遣先に巡り合っても、派遣社員である以上、長く働くことはできません。
しかし、派遣社員でも正社員と同じように長く勤務できる例外もあります。こちらのコラムで解説しているので、「派遣でも好きな職場で長く働きたい」という方はチェックしてみてください。
裁量を与えられにくい
裁量のある業務、責任のある業務を任せられると、少なからずプレッシャーも感じますが、同時にやりがいも感じますよね。特に向上心の高い人にとっては、難易度の高い業務を与えられることはモチベーションの増加に繋がります。
昇進や昇給のきっかけになることも多いですが、派遣社員はその性質上、大きな責任が伴う業務は任されにくいのが現状です。派遣社員から正社員になることで状況が変化することはありますが、仮に本人が高いスキルを有していたとしても、派遣社員のまま重要な業務を任されることは稀でしょう。
会社によって労働環境が異なる
- 業種・職種
- 会社規模
- 年齢層・男女比率
など、少なからず共通する項目があったとしても、会社が違えば労働環境も異なります。業務はもちろん、人間関係に関しても、派遣先が変わればまたゼロからその職場に慣れる必要があるでしょう。
短期間で勤務先が変わる派遣社員はその機会も多く、ストレスの要因にもなりかねません。そのようなリスクを避けるためにも、派遣会社の担当者とよく相談し、ミスマッチを回避することが重要です。
派遣社員でも有給休暇は取れる
次に派遣社員の有給休暇について解説していきます。疑問を持っている方も多いですが、派遣社員でも有給休暇を取得することは可能です。
しかし、有給休暇を取得できる時期や、消化した際の支給金額についても知っておくべきなので、それぞれ解説していきます。
有給休暇はいつからもらえる?
派遣社員に有給休暇が付与されるのは、入社から6カ月後です。つまり、最低でも6カ月間は勤務し続けないと、有給休暇を取得することはできないということを理解しておきましょう。
ちなみに、取得できる有給休暇の日数は労働日数や勤続年数によって増減します。例えば、週4日勤務より週5日勤務、入社半年より1年半勤務している場合の方が、より多くの有給休暇を取得できます。
ただ、いずれの場合も労働日の8割以上出勤しなければ、有給休暇は付与されません。詳しくはこちらのコラムで解説しているので、良ければ参考にしてみてください。
有給休暇はいくらもらえる?
次に有給休暇を取得した際の賃金についてですが、ほとんどのケースでは基本給と同額が支給されます。時給制の場合も、所定労働時間が8時間であれば、その分の給与が支給されることになります。
派遣・バイト・正社員の違いまとめ
ここまで解説した派遣社員のことも踏まえ、
- 派遣社員
- アルバイト・パート
- 正社員
以上の3つについて、わかりやすく表にしていきます。
派遣社員 | アルバイト・パート | 正社員 | |
---|---|---|---|
労働形態の自由度 | ◯ | ◯ | × |
雇用主 | 派遣会社 | 勤務先 | 勤務先 |
契約期間 | 有期雇用 | 無期雇用 | 無期雇用 |
雇用の安定性 | △ | △ | ◯ |
給与 | ◯ | △ | ◯ |
ボーナス | × | × | ◯ |
福利厚生 | ◯ | △ | ◯ |
上記の表はあくまで各項目の標準的な特徴であり、例外もあります。例えば、派遣社員にも無期雇用の契約形態があり、3年ルールに捕らわれずに長く勤務することが可能になります。
「同一労働同一賃金」による待遇の変化
「同一労働同一賃金」とは、同じ会社において同じ業務に取り組む労働者は正規・非正規を問わず、同等の待遇を与えられるべきという考えに基づく施策です。
2020年4月に労働者派遣法、2021年4月にパートタイム・有期雇用労働法に導入され、派遣社員やアルバイト・パートとして働く人の待遇改善に貢献しています。
とはいえ、全ての企業で正社員と派遣社員が全く同じ待遇を受けるのは現実的に難しいです。そこで各企業は以下の2種類からいずれかの方式を選択し、非正規雇用者の待遇改善を図る義務があります。
- 派遣先均等・均衡方式
- 労使協定方式
派遣先均等・均衡方式
「派遣先均等・均衡方式」とは、派遣先企業の正社員を基準として、同等の業務をこなす派遣社員にも均等待遇、あるいは均衡待遇を与える方式です。
基本給や賞与はもちろん、福利厚生や研修制度なども待遇に含まれます。
ただ、あくまで派遣会社にそのような待遇を与えるのは、雇用主である派遣会社です。そのため、まずは派遣先企業が正社員に与えている待遇を派遣会社に共有し、それを基準として派遣会社が派遣社員に相応の待遇を与えることになります。
労使協定方式
「労使協定方式」とは、厚生労働省が定めた基準に基づき、あらかじめ派遣会社と派遣先企業が締結した労使協定によって待遇が決められる方式です。そのため、必ずしも派遣先の正社員と同等の待遇を受けられるとは限りません。
「派遣先均等・均衡方式」と比較して公平性を欠いているように思えますが、厚生労働省が定める基準には基本給はもちろん、ボーナスも含まれるので、派遣先企業と明らかな差異が発生してしまうケースは多くありません。
派遣社員は3種類ある
次に派遣社員の種類について解説していきます。派遣社員にも複数の雇用形態があり、少なからず相違点が存在します。それぞれの特徴を理解しておきましょう。
- 有期雇用派遣
- 無期雇用派遣
- 紹介予定派遣
有期雇用派遣
いわゆる一般的な派遣社員は「有期雇用派遣」に該当します。3年ルールが適用されるため、基本的に同じ職場に長期間勤めることはできません。
ただ、短期間〜中期間の契約だからこそ、自由度高く働けるというのが有期雇用派遣の大きなメリットです。シフトはもちろん、派遣先の職種や勤務地にも融通が利きやすいため、仕事だけでなくプライベートも大切にしたいという方に向いていると言えるでしょう。
無期雇用派遣
有期雇用派遣に対し、満期が特に定められていない契約を「無期雇用派遣」と呼びます。3年ルールが適用されないという点が大きな特徴で、派遣社員でも同じ会社に長く勤めることが可能になります。
一般的な派遣社員より雇用が安定しているというのも嬉しいメリットですが、有期雇用派遣に比べて労働の自由度は下がってしまいます。有期雇用派遣から無期雇用派遣になる際は、待遇がどのように変化するか、正確に把握しておくことが大切です。
紹介予定派遣
「将来的にはその会社の正社員になりたい」という方におすすめなのが「紹介予定派遣」です。派遣社員として一定期間勤めた後、その会社と直接雇用契約を交わすことになります。
「最初から正社員になるのとどのような違いがあるのか」という疑問を抱かれる方も多いですが、紹介予定派遣には主に以下のようなメリットが挙げられます。
- その職場が自分に合っているか確認できる
- 未経験でも応募しやすい
- 派遣会社のサポートを受けられる
ただ、有期雇用派遣や無期雇用派遣と比較し、紹介予定派遣は求人を出している案件数が多くありません。自分の希望と合致する案件がすぐ見つかるとは限らない点がデメリットです。
派遣社員でキャリアアップする方法
先ほど紹介した無期雇用派遣や紹介予定派遣であれば、正社員に近い待遇を受ける、あるいは正社員になることも可能ですが、通常の有期雇用派遣のまま、キャリアアップを望む方も多いでしょう。
先にお伝えすると、有期雇用派遣のままでもキャリアアップすることは可能です。そのための手法をいくつか解説するので、参考にしてみてください。
同じ業種・職種の会社を選ぶ
派遣社員であっても、より高いスキルを持っていれば、それだけ難易度の高い業務を任せてもらえたり、採用ハードルの高い派遣先企業に勤められる可能性は高くなります。それに伴い、給与や待遇も良くなっていくでしょう。
そのためには、派遣先企業が変わる際にできるだけ同じ業種・職種の会社を選ぶことをおすすめします。それまで培ったスキルを活かしつつ、さらに伸ばすことができるでしょう。
キャリア形成支援を享受する
現在の派遣会社は労働者派遣法によって、派遣社員のキャリア形成をサポートする取り組みを実施することが義務付けられています。このような法律も同一労働同一賃金の一環です。
- 管理職・技術職などキャリアコースの設置
- 資格取得のサポート
- 業績に応じた評価制度の導入
これまで実際にあった取り組みとしては、上記のような例があります。正社員に比べてスキルの成熟が難しい派遣社員にとって、このようなサポートは積極的に受けていくのが望ましいです。
派遣社員の社会保険の加入条件
- 健康保険
- 年金保険
- 介護保険
- 雇用保険
- 労災保険
これら5つの保険を総称して社会保険と呼びます。派遣社員でも社会保険に加入することは可能ですが、種類によって以下のように加入条件が設けられています。
保険の種類 | 加入条件 | ||
---|---|---|---|
所定労働時間 | 雇用期間 | 年齢 | |
健康保険 | 正社員の3/4以上 | 2カ月以上、あるいは2カ月以上の見込みがある | 75歳まで |
厚生年金保険 | 65歳まで | ||
介護保険 | 40~65歳 | ||
雇用保険 | 週20時間以上 | 31日以上、あるいは31日以上の見込みがある | 65歳まで |
労災保険 | なし |
このように保険の種類によって加入条件が異なります。細かい規定の違いもあるため、派遣会社の指示に従って加入しましょう。
派遣先の選び方
一概に派遣といっても、どのような会社に派遣されるかで働き方は異なります。派遣会社のサポートを受けつつ、以下の項目を基準に派遣先を選ぶようにしましょう。
- 納得できる給与・待遇であるか
- 興味を持てる業種・職種であるか
- 会社の雰囲気・社風が合っているか
- スキルアップ・キャリアアップに繋がるか
納得できる給与・待遇であるか
どのような会社に派遣されるとしても、やはり給与や待遇は大切です。膨大な案件数の中から希望の会社を見つけるためにも、最初に具体的な金額や条件を決めましょう。
また、派遣でも残業や休日出勤が発生するケースは少なくありません。シーズンによって繁忙期がある案件も多いため、まずは求人情報を細かくチェックしておきましょう。
興味を持てる業種・職種であるか
次に大切なのは、自分が興味を持てる業種や職種であるかということです。派遣において特に案件数が多いのは製造や事務のような業種ですが、実際は非常に幅広い求人があります。
短期間の契約のつもりであっても、好きな仕事であるだけでモチベーションは全く異なります。色々な案件をチェックしながら、自分がやってみたいと思える業種を探してみましょう。
会社の雰囲気・社風が合っているか
会社の雰囲気や社風も事前にある程度把握しておくのが望ましいです。業種・職種と同様に、労働環境や人間関係は働く上でモチベーションに大きく影響します。
ただ、求人情報だけを見てその会社の全体像を把握することは困難です。派遣会社の担当者に希望を伝え、自分にマッチする案件を紹介してもらいましょう。
スキルアップ・キャリアアップに繋がるか
自身のスキルアップやキャリアアップに繋がるかも考慮しましょう。長期的に派遣社員を続ける場合でも、次の転職に繋げたい場合でも、スキルが身に付くかどうかを基準にするのは重要です。
その派遣先企業の知名度や実績はもちろん、実際にどのような業務を任されるかなど、自分の将来も踏まえて派遣先を選びましょう。
未経験者にもおすすめの職種3選
最後に初めて派遣社員になる方におすすめの職種を紹介します。様々な職種がある中で、特におすすめなのは以下の3種類です。
- 製造・物流
- オフィスワーク・事務
- 営業・販売
製造・物流
工業・食品・金属などの製造業と、それに伴う物流は派遣の中でもポピュラーな職種です。
- 未経験でもスタートできるシンプルな案件
- 一定の技術やスキルが必要になる案件
- 夜間シフトを入れられる人材を募集している案件
など、案件数が多いだけでなく、雇用条件が幅広い点もおすすめできる理由の1つです。
オフィスワーク・事務
オフィスワークや事務の業務も未経験者にはおすすめです。簡易的なデータ入力から始まり、複雑な資料の作成など、意外に様々な業務をこなすことになりますが、業務効率を高めるには一定のパソコンスキルが必要になります。
そのため、未経験から始められるだけでなく、努力次第でキャリアアップできる点も魅力的な職種だと言えます。スピードだけでなく正確さも求められるため、几帳面な性格の方におすすめです。
営業・販売
個人の業績次第で高収入も狙えるのが営業や販売の派遣です。
- リアルでの訪問営業
- テレアポ
- 店頭での接客
など、一概に営業・販売と言っても様々な形態があります。
とはいえ、この職種では少なからず人と接する機会があります。人とコミュニケーションを取る仕事をしたいという方は一度営業・販売の案件を探してみても良いでしょう。
派遣をお探しならマルジョブ!
今回のコラムで解説したように、世間一般的に認知されていること以外にも、派遣社員には多くの魅力があります。「プライベートも充実させたい」「状況に応じて柔軟に働きたい」という方には特におすすめだと言えるでしょう。
加えて、労働者派遣法が年々改正されてきていることで、派遣社員の待遇も徐々に良くなってきています。デメリットが全くないわけではありませんが、以前に比べて派遣社員が随分働きやすい社会になってきています。 もし派遣社員を検討される場合は、「マルジョブ」をご活用ください。東海地方を中心に様々な業種の案件をご紹介しています。